最近話題のバイク運転手マナー

あちらこちらで話題になっていますね。

私も普段から乗用車だけでなく、大型二輪にも乗っている人間として、物申すことにしました。

最近はYouTubeの登場で様々な情報を視覚的に得られるようになり、またYoutuberによってさまざまな議論の対象になる動画が投稿され、とても関心するものも多数あります。

とあるバイク屋さん兼Youtuberの方が数か月前にすり抜けに関する是非動画を投稿しました。

この動画は、本人が批判などしているものではなく、本人はすり抜けはしないと言う前提のもと、すり抜けを行っているバイカーの映像をいくつかまとめて投稿し、視聴者にその是非を議論させる内容でした。

その動画で様々な意見や見解があり、以外にもまともな意見も多く安心までは行かないもののやはりバイカーにも真面な人も多いと安堵しました。

すり抜けに関しては、私個人的には最低な行為だと思っております。

すり抜けをしている人は、バイクのメリットであると主張するものも多いです。

また、法的には完全にアウトなのですが、グレーゾーンを謳う人もいます。

何故グレーゾーンと謳う人がいるのか、半年かけて調査してみました。

****グレーゾーンと主張する方々の意見*****

・法律にすり抜けと禁止とはどこにも記載がない
・白バイの横をすり抜けしても捕まったことがない
・停止中の車両は運転中ではないから

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全部苦しいグレーの定義です。

白バイの横をすり抜けて取締られなかったのは、この白バイの怠慢ですね。何かしらのアクションが必要だったと思いますし、またはこの白バイの運転手もすり抜けする人だったのか・・・

停止中の車両即ち信号待ちの車両については、一時停止で停止するのと同じ扱いで、停車中ではないため、運転中(走行中と同じ)と見なされますね。

すり抜け禁止という違反は存在しないのは確かです。これが最も重要な誤解の根源です。
では、すり抜けを禁止した場合の意見はどうなのか・・・

・すり抜けを取締ったら、事故が増える(?)
・すり抜けを禁止したら、裏道を使うバイクが増える(?)
・郵便のバイクが渋滞に巻き込まれる(?)
・JAFの二輪レスキューが現場に来れない(?)

やっぱり苦しいですね・・・

実は・・・すり抜け禁止などの法律は不要で、既に法的には機能しているのです。徹底されているか否かの問題なのです。

要するに、なぜ多くの人はすり抜けに反対しているのか。

自分は並んでいるのに、横から前へ行かれてムカッとする・・・このようなメンタル的な思いも少なからず誰にもあると思いますがそれ以前に、危険だら!!!なのです。

私は、左折時に交差点前で左に寄っても入ってこようとする大型二輪もいます。ミラーにぶつけられたこともあり、ハーレーにデカいエンジンガードを付けているやつに左狭い隙間に入られてドアをガリっと傷つけられて当て逃げされたこともあり(ドラレコのお陰で相手は検挙されました)、様々な障害をもたらす行為であることが問題なのです。

すり抜けが安全でしたら、誰も何も言わないですし、みんなしてます。

論点は、すり抜け行為により発生する危険や違反であります。すり抜けと言う言葉はただの行動であり、それが齎す弊害が迷惑及び違反となるのです。

では、どのような違反が考えられるのでしょうか。
※実際に警察による取り締まりに適用されている違反のみ記載。

①交差点内の追い越し行為
 交差点より30メートル手前からは追い越し禁止区間となっています。
 停止している車の前に出る際も、法令の指示に従いやむを得ず一時的に停止している車を追い越しているため、当該追い越し違反に当て嵌まります。
 では、左から追い抜いた場合はだとどうなのか、これは、左からの追い抜きで立派な違反です。増しては、それが路側帯を通行した場合はさらに路側帯通行違反にもなります。

②車線変更禁止
 多くの交差点の手前では車線変更禁止になっている部分があります。
 通常は、二輪車が同一車線内で車両を追い抜くことは困難で車線をまたぐことがほとんどでしょう。
 黄色の車線が敷かれている交差点付近ではこの反則も対象となり得るのです。

③割込み違反
 バイカーがすり抜けで最も多く違反を取られている違反になるのではないかと思います。 
 すり抜けをした時点で、他の車両の前に入ってしまう行為が発生するので、この時点で他の車両の前への割込みが発生します。
 警察官にとっては、すり抜け行為を取締るにあたっての最も説明がしやすい行為のようです。

④停止線越え違反
 こちらも、かなり多いと聞きます。※違反件数のデータベースを見てないので、聞いた話で申し訳ございません。
 バイクがすり抜けて追い越しをした時点で、先頭の車両に並ぶことがなく、その前で出ることが多いです。
 その場合は、停止線越え違反となり、取り締まり対象となるのです。

10年ほど前ですが、知人ですり抜け行為による割込み違反で検挙された際に、思いっ切りごねたら、割込み違反のほか、停止線越えと車線変更禁止の3つの違反を同時に取られて自分の首を絞めてしまったと聞いたことがあります。まぁ、知人とは言え、成功は罰則かと思います。

では、巷で噂されているように合法的なすり抜けってあるのでしょうか。
 無理やりのこじつけでないとは言えませんが、すり抜け行為による違反から逃れられるチャンスはかなり少ないのは確かです。
 そもそも、すり抜けされると本当に嫌な気分になるし、本当に危険なのでやらないことがカッコ良いバイカーだと思ってます。
 少なからず、私はこのポリシーの元、お人様に嫌な想いをさせず、のんびりと楽しくバイクに乗って参りたいと思います。

すり抜けに関して、さいごに・・・
 すり抜けしている人ほどわかっているようですが、最近では中型以上の二輪に乗っている人々の半数以上はすり抜けしなくなっているようです。
 その多くは、以外にも若者であり、私のような中年は半々、少々お年を召した方のほうが悪質なすり抜けをするようです。
 要するにリターンズが危ない!とされています。
 なるほど・・・ 大いに納得します。私のミラーを割った人も、当て逃げした人も50代と60代でした。
 そして、峠で走行禁止になった場所も、この年代の方々の暴走行為による死亡事故です。

 そんなにスピード出したいなら、サーキットへ行きませんか?
 私は車で走るのが好きなので、そうしてます。そっちのほうが合法的に思いっ切りスピード出してテクニックを磨けますし、競えます。
 在り来たりのきれいごとになってしまいますが、一般道は歩行者(健常者、障害者、子供含め)がいるし、運転が下手な人、危ないジジババのチャリンコ軍団もおります。
 一歩間違えれば、加害者となり、被害者を生む立場となり得るのです。

以上

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